日記

どこにでもいる人の、ありふれた日記です。

一度だけ裸を見た人と、一生会えなくなった

久しぶりにブログを書こうと思ったら、閲覧数がかなり増えていたので怖かった。いいことの度が過ぎると、不信感を持ってしまう。めちゃくちゃ安いステーキだと、怪しい肉じゃないかと疑ってしまう感じ。


以前好きな人がいて、一度だけセックスをしたという話を書いたけど、大学を卒業して地元に帰ってからは特に連絡を取ることはしなかった。元バイト先という繋がりがあったから、一生会えなくなるわけではないという安心感もあったんだと思う。何より、その日のことはあんまり良くないことだったので、気軽に連絡を取ろうとなんて思えなかった。
それで、久しぶりに連絡が来たと思ったら、退職するという報告だった。それを見た途端、もう会えないという事実が現実味をおびてきて、息をするのが苦しくなってしまった。未練があるわけではないんだけど、髪を伸ばしてるのも、いつか会った時に見返したいと思ったからで、伸びた髪を見せることがもうないんだと思うと、苦しくなってしまった。
いっそ何も言わず退職してくれたらと思いながら当たり障りのない文章を打ち込んで、最後の方に、救いを求めるように、「少し寂しいです」なんて打ってしまった。私のずるいところ出てしまった。けれど、返って来たのは、また会う日まで!なんて言葉だったので、本当にこれで終わりになった。

しょうがない。すごく好きだったけど、あと20年くらいすれば忘れてしまう。