日記

どこにでもいる人の、ありふれた日記です。

人に奢られる話

人に奢られるのが怖い。例えばご飯に行ったとき先輩に奢ってもらうこと。男の人に映画館のチケット代を出してもらうとか。お金を出してもらうと、自分の方が地位が低いとはっきり示される。人は、お金の中では平等な関係ではいられない。昔から母に「友だちにお金を貸してはいけません。」と言われてきた。人間関係においては、お金が関わると家庭すら崩壊する。それなのに、みんな平気な顔をして相手にお金をあげている。食べ物とかを介しているからあまり気づかないけれど、お金あげてると同じだからな。その場では、見返りは全然求めてないよという顔をして奢る。それが私はすごく怖い。バイト先の先輩であれば、(金払ったのだから、)辞めるなよ。ちゃんと言うこと聞けよ。と言われてるみたいだし、男の人であれば、(金払ったのだから、)セックスさせてくれ。と言われてるみたい。お金はとても大切だし、人のご飯代払ってるくらいなら自分の明日のご飯おいしいの食べようと思ってしまう。奢りのマナーというものがあるから社会で生きていくためには必要なことで、しょうがないけれど、奢ってもらって嬉しいだとか、奢られるのが当たり前だとか考えている人の気持ちが分からない。相手が自分に投資してるということだから、何か成果を出さなくてはいけなくなるのに。誰かに奢られてしまうと、すごく身が縮こまって、もう対等な関係ではいられなくて、自分のみじめさを感じてる。最近は、社会人の妹にすら奢られるようになってしまったから、私はどうすればいいのかな。でも、お金について細かく言うのはもっと嫌いで、高いケーキをおみやげに買って行ったり、平気な顔して千円札をばらまいたりしている。