日記

どこにでもいる人の、ありふれた日記です。

悪口を言わなかったら味方がいなくなった

前に、悪口言わないところがいいところだね。と言われたことがあったけれど、いいことなんて何ひとつなかった。
私は、嫌いな人がたくさんいるけど、みんなで集まって、いない人の悪いところを言い合うことができない。悪口の途中で同意を求められたりすると、悪口の対象にされてる人と仲が良くなくてもその人のフォローをしてしまう。そうすると必ず、相手からは嫌な顔をされて、その場の雰囲気を悪くしてしまう。最近、悪口が始まったらすぐにその場から立ち去るのが良いと学んだけど、実際は、私がいなくなったら今度は私の悪口を言われてしまうかもしれないという恐怖でずっと残ってしまっている。

大学のサークルで、とても失礼な後輩が入ってきて、サークル長の友人をはじめ周りの人が後輩をサークルから追い出す話をしていた時、どうやって追い出そうかという話が酷くて、そういうのは良くないんじゃないと言ってしまった。そうしたら、サークル長に、どうして後輩の肩を持つのかと泣かれてしまった。そこで確かに、どうして友達よりろくに話したこともない後輩を擁護してるのかと我に返った。
就職してからも、女の人だけでその場にいない人や来年の新入社員の悪口を言っているのを聞くと、それは、皆さんがお仕事できるから、その人が仕事出来ないように見えてしまうのかもとか、私も新入社員くらいの歳なら同じことしてしまったかもとか言って、嫌な顔をされてしまった。それをお母さんに言ったら、馬鹿だなぁと言われてしまった。道徳の教科書に書いてあることは全部間違っていた。
私だって、人に接する時の半分くらいは憎しみを持っているけど、大勢の中では何故かその憎しみをぶつけることができない。そんなことだから、昔から何考えてるかわからないとか、ぶりっことか、表裏があるとか言われる。自分でも直したいけど、自分のこの部分が理解できないから、対処のしようがない。少なくとも、自分の為だけにこうしているのだということは分かる。私は人の為に何かしたいという気持ちがあんまりない。