日記

どこにでもいる人の、ありふれた日記です。

同級生のブログに粘着していた

久しぶりに来たらコメントがついていて嬉しかった。ブログにコメントされたのあんまりない。昔アメーバブログをやってた時は、企業からの宣伝コメントしかもらえなかった。

高校の頃、同級生のブログをたまたま見つけたことがある。どうして見つけたかは、覚えていない。その子とはあんまり話したことなかったけど、サバサバしてて、自分を強く持ってる人だと思っていた。でも、ブログでは全く反対だった。書く内容は毎回暗くて、ストレスによる体の不調とか、自分の中にある不安を延々と書き連ねていた。本名を出さないで、知り合いに分からないようにブログをやっていたから、そういうことが書けていたのだと思う。私は、クラスのあの子が心の中で考えてることを知るたびに、見てはいけないものを見てしまったかのようにドキドキした。その子にとって、ブログを一番見られたくないのは同級生のはずだったけれど。
毎朝、トイレに入りながら携帯でその子のブログをチェックすることが私の日課となった。(トイレで携帯いじるの、あんまり良くない。)あまり更新頻度は高くなかったから、過去の記事を隅々まで読んだりしてたけど、ある日こらえきれなくなってコメントをしたことがあった。内容は、私は、あなたのことずっと見てます。みたいな感じだったと思う。今考えると、上手に精神的苦痛を与えてしまった。けれど、あの時は悪気はなくて、かくれんぼをするような、ちょっとしたイタズラ心で書き込んだ。けれど返信はなくて、それから二回くらいコメントしたけど、いずれにも返信は無かった。
私はすっかり、その子に魅了されていた。私とは正反対で悩みなどないような子が、私よりもつらい思いしてるの知ることで安心感を得ていたのかもしれない。ほどなくして私たちは卒業して、もう何ていうブログだったかも思い出せないけれど、風の噂で市役所に就職したと聞いて、成功したんだなと思った。(田舎なので、市役所の職員は一番の勝ち組だ。)
それに対して私の人生はというと、もう下降するだけとなった。今はまだゆるやかなので気づくのが難しいけれど、気づいた時には、すごく下にいる。